But you are you

ふんわりジャニオタ一年生

愛しの君へ

はじめに

オタクの見ているアイドルは実物のアイドルをベースにファン一人一人が作り上げた虚像だ。

これは一般的な人間関係にも言えることだけど、アイドルとオタクの間には対話がない分だけ・一方的な感情を向ける分だけ虚像化が進みやすい。オタクがアイドルを語る時、頭の中に「この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。」のテロップを流しておくか、もしくはひろゆきを飼っておいた方がいいのかもしれない。例に漏れず私も「虚像としての二階堂高嗣」について語ってきたのがほとんどだし、これからもそうだ。「鎌倉武士にいそうな名前」「今日もお口がω」「身体の半分足じゃん」「健康でいてほしい」とかは「実物の二階堂高嗣」にも向けたものだけど。そして、「誕生日おめでとう」も。

 

そんな虚像は実物の変化に脆い。実物が変化したことを察したオタクは虚像のアップデートを迫られるわけだけど、必ずしもうまくいくとは限らない。

ニッチなのかニッチじゃないのか微妙な喩えをすると、ほら、AとBのいちゃいちゃ二次創作を描いてる最中に原作でAとCが結ばれたら困るだろ。それでもAとBを描き続ける屈強な同人女もいればそうじゃない同人女もいるだろ。ごめん良くない喩えだったごめん。GYGヒィア

とにかく、実物に大きな変化が発生した時、今まで見ていた虚像との別れを強いられることがある。

 

察しの良い方はお気づきの通り、今「私の虚像の二階堂高嗣」が危ういんです。

「なんか二階堂くん変わっちゃったよね」みたいな話をしたいわけではない。「らしくない姿」はほとんど見ないし、見たとしても納得できる。ただ、同じことが彼の基盤であるキスマイには言えない。4週間後はきっともっと言えない。そんな中で、例えば1年後の今日「キスマイは変わっちゃったけど二階堂くんは変わらなかったね!ヤッター!」なんて言える自信は正直ない。

※ここでいう「キスマイ」も当然虚像だ。

 

と、いうわけで

 

~過去形にはしたくない!虚像二階堂高嗣の好きなとこ選手権!~

 

を開催します!

 

もうそろそろ毎回虚像って書くのめんどくさいから書くのやめるね。ここから先は特に何も言わない限り虚像のおはなし。

 

変われる

一瞬で手のひら返したやんこいつ

散々「変わらないでほしい」と言ってきたけど、変わることが嬉しい例外もある。二階堂くんはその例外を見せてくれた。

 

〜回想開始(BGM:なんかのJ-POPのオルゴールバージョン)〜

私が二階堂くんを推し始めたのは2019年の冬〜春だった。このアイドルを推そうと決めた理由の中には、「オタクに塩対応だから罪悪感が湧きづらくて推すハードルが低い」という恐らく激レアなものがあった。

そんなわけで、約半年後の29歳の誕生日に二階堂くんが「29歳はファンの皆さんの求めることを全部やります」と宣言した時は正直困った。かなり困った。

だけど、それ以上に感動した。「1人のアイドルがソロ曲で称賛を浴びたりメンバーから可愛がられたりして自信をつけた結果、ファンへの態度を軟化させた」というストーリーはあまりにも美しかった。

あと、塩ではなくなったけど「オタクが求めること」と「二階堂くんのやりたいこと」が大きくズレた場合二階堂くんは後者を優先する気がする。だから「罪悪感が薄れる」という薄汚い安心感は未だに持つことができている。

〜回想終了〜

オルゴールを止めてください。

 

あの時二階堂くんの変化が嬉しかったのは、二階堂くんの根っこは変わらないまま、丁寧に描写された"成長"ストーリーが見られたからだと思う。

そんなものを見せてもらったら「変われるあなたはかっこいい」と思わざるを得ない。

 

甘えん坊

かわいい。

本当にかわいい。

 

優しい

甘えん坊な一方で、周りの人に愛を注げるところも好き。

 

自分の意見を言った後に「○○な人もいると思うけど」「○○も好きだけど」みたいな補足を付け足すの、人を思いやろうという意志を感じて好き。思いやるのも、思いやろうとするのも、愛だとおもうんだ。

そして義理堅い。例えば、「丸くなるな、星になれ」でお馴染みのサッポロさんの商品を、今でもメディアに映そうとするとか。いい子すぎるだろ。新しく見つかった星の名前にしてあげてほしい。あとまたCMに起用してほしい。

 

挙動が幼い

表情がころころ変わるとこ、語彙が少……子どもっぽい言葉を使うとこ、テンションが上がると舌足らずになるとこ、爆笑すると足をじたばたさせるとこ、驚いたり緊張したりすると自分の顔を触るとこ、「7」にこだわるとこ…

全部かわいい。ものすごくかわいい。30年以上生きてきてこのかわいさが失われなかったことは人類史に残る功績だから誇ってほしい。二階堂くんが誇らないなら私がNatureに送るから!

 

素直じゃない

照れて悪態をついたり本音を言わなかったりする。令和に生きるJapanese traditional tsundere。かわいい。

照れる時に≧≦みたいな顔になるのもかわいい。

さっきからバカのひとつ覚えみたいにかわいいって言ってるけどバカみたいにかわいいから許してほしい。

 

わかりやすい

言外の行動がわかりやすい。

後出しジャンケンで申し訳ないんだけど、そして大変失礼なんだけど、去年の年末辺りから「脱退者いるのでは?」と思ってました。なぜなら二階堂くんがブログを書かなくなったからです。わあ!なんて雑な推理!

雑な整理を丁寧に書くと、

・29歳事件のことを考えれば、二階堂くんは自信がつくと・心に余裕があるとファンに甘くなるのだろう

・夏にはファンを彼女と呼んだのに秋にはブログを書かなくなった

→夏と秋の間によほど大きな事件があったのでは

みたいな。

 

まあこの雑な推理が当たってしまうとは思わなかった、思いたくなかったんですけど…

 

からの8:10更新。わっっっっっっっかりやすっっっっっっっ

 

こんなピュアな生き物が都会のジャングルで生きていけるのか、ちょっと、いやかなり心配です。少しでも守られる環境で生きてほしい…… 

 

言外の意思表示も好きだ。

北山くんの卒業発表以降初めて収録したやる月・音楽番組・北山くんと一緒のロケで「8/10」の刻印が入った時計を着けてきた二階堂くんに、フ○ンク・ミュ○ーの御加護がありますように。

 

プライドが高い

今でも自信があるタイプとは言い切れないのに、アイドルとしてのプライドは高い。

特にステージアイドルとしてのプライドは尋常じゃないくらい高い。完璧に踊れて当然でしょ?という思考がことあるごとに垣間見える。

自分に課すハードルが高くて苦しくないのかと不安になるけど、「パフォーマンス前に緊張はしません」なんて言うくらいだから、そのハードルを簡単に飛び越えられるくらいにはプライドが高い。ここまで自信を持てる場所がステージだなんて、ファン冥利に尽きるなあ。

 

対応力

ステージ上でハプニングが起こった時の対応力が天才的。

バックで踊りながら倒れた先輩のマイクスタンドを立て直すとか。シンメ位置のローラー電飾が壊れたら自分の電飾も消すとか。壊れた機械を隠せるように振り付けを変えるとか。ねぇおばあちゃんその話聞き飽きたよ

この手の能力は入念に準備した結果か天賦の才かの2択だと思うんだけど、きっと両方なんだろうな。

 

個人的に3次元コンテンツを追いかける醍醐味の中には「小説より奇なり」な瞬間を見せてくれることが含まれると思っていて、それをステージ上で見せてくれるようなアイドルを追いかけられるって超楽しい。(もちろんハプニングは小さめの、誰も痛い思いをしないようなものしか起こってほしくないよ!)

 

4~5月の即興劇『もしも塾』では後輩をサポートしつつストーリーを回していたと絶賛されていたらしくて、更にこの才能を磨き上げたんだなと感動した。

 

器用貧乏って自虐してるけどこの能力は間違いなく突出したものだよ~!!自信もってよ~!!😭

 

迷走しがち

・メンバーとビジュアルを差別化するために変な(直球)(失礼)髪型・髪色にする

・歓声を出せないオタクのためにオタクの声を録音したグッズを作る

・メンバーが休養する期間ブログを書かない

・バラエティ番組を盛り上げようとヒールを演じてプチ炎上

 

なんなんだよ

 

なんなんだよ

 

でも、「迷いながらも走る」と書いての「迷走」だと思っていて、そんな志が気高くて尊くて可愛らしい。

切なくなるけど庇護欲をかき立てられて、だけどかっこいい。

 

キスマイとメンバーが大好き

キスマイのFCに入ってる人しか見ないコンテンツで「Kis-My-Ft2の二階堂」を名乗るし、「苗字がキスマイ」と自負するし、夜中であろうとメンバーに仕事の相談をする。

7人一緒だと落ち着くし、自分が褒められる以上にメンバーが褒められるのを喜ぶし、メンバーからのLINEは即レスする。

ファンには「メンバーが一番好きでファンは二番目です」と言い放つし、10年後(2031年)の自分には「7人でいてくれてありがとう」と言い放つし、短冊には「ず〜っと7人一緒‼️」と書く。

 

二階堂くんがアイドルとして輝いていられるのは、キスマイやメンバーを愛していることと密接に繋がってるんだろうな。

最初に書いた29歳の誕生日で、「自信をつけたいから僕の好きなところを言って」と6人にねだっていたのを思い出す。自信を持てるきっかけにも、アイドルとして生きる原動力にも、間違いなくキスマイの存在がある。

 

だからこれから先も北山くんを「ずっとメンバーだと思ってる」んだろうな。きっと二階堂くんにとって、メンバーは「Kis-My-Ft2の構成員」以上の意味を持つ。世界で一番尊い称号が「メンバー」なんだよね、きっと。

 

おわりに

ある種呪詛めいたブログを誕生日にあげるのはどうかと思ったから前日にあげるけど、ギリギリになっちゃったな。

おまけに書きなぐったから、まだまだ虚像としての二階堂くんの好きなところは沢山ある。特に、意識しないような好きも沢山あるんだろうな。

 

二階堂くんのことが大好きで、そして "for me" だから、やっぱり変わらないでほしいな、失いたくないな、と願っている。

 

そして最後に実物の二階堂高嗣さんへ、絶対に幸せに生きてほしいな、と願っています。